2013-06-15 07:00 am by 須坂新聞
高甫小学校は本年度、4年生以上のクラブ活動に、地域の講師から学ぶ「八町手まり」と「オカリナ」を加え、全11クラブを発足させた。「囲碁・将棋」は本年度は行わないが、「お茶・生け花クラブ」は10年以上前から地域講師の指導を受けている。3回目となる6日は、和やかにそれぞれの会場で制作や練習を楽しんだ。
八町手まりクラブは5、6年の男女6人が参加。下八町手まりの会の佐藤喜美子さん、村石光子さんに手ほどきを受けながら、一針一針、丁寧に糸をすくっていた。岩本秀一君(6年)は「だんだん模様ができていくから楽しい」。佐藤さんらは「地域の子どもたちに八町手まりを継承してもらえたらうれしい」と話していた。
オカリナクラブは4〜6年の男女3人が永山浩さん(村石町)の指導で「ドミソド、ドソミド」と、正しい音が出せるように何度も練習した。少し慣れてくるとそれぞれに、なじみの曲や校歌に挑戦するなど、自信がついてきた様子。中島皓雅君(6年)は、「リコーダーと指使いが違うからちょっと難しい。でも発表できるようになりたい」と意欲を見せた。
お茶・お花クラブのメンバーは4、5年の女子3人。この日はお花を指導する関野志津さん(上八町)に学んだ。昨年に続き2年目の参加という鵜殿寧々さん(5年)は関野さんに「ここの長短がとてもいいね」とほめられ、「思い通りに生けられた時、すごくうれしい」と笑顔を見せていた。お茶の指導は青木けさみさん(野辺町)が行う。
地域講師は、高甫地域づくり推進委員会を通じて依頼した。田野口さつき校長は「文化活動に熱心な地域の方たちに学び、交流する中で、子どもたちも同好の士に加えてもらえたら」と話している。
同校では他にもホタル学習や鮎川探検、八町キュウリ栽培、柿の皮むき体験など、さまざまな面で地域と連携、交流している。
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