2011-02-19 07:00 am by 須坂新聞
市議会臨時会は15、16日、新たな任期が始まった20人が正副議長選挙など議会人事を行った。議長選は2人が立候補を表明した。投票の結果、豊田清寧氏(70、当選4回、立町)が12票、佐藤寿三郎氏(63、当選4回、境沢町)が8票を獲得し、豊田氏が就いた。
豊田氏は所信表明で「税収が落ち込み、製造業、第三次産業の強化や商業、観光、農業課題への対応が急務。保健福祉、教育など各般にわたり、市民のためになる政策提言をする議会にしたい」とした。当選後「信頼され期待に応える議会にしたい」と述べた。
佐藤氏は所信表明で「二元代表制の中で議会の権限は強化されてしかるべき。是々非々が言える市議会をつくり、市民に近づくことが必要」と訴えた。
副議長選も2人が所信表明した。投票の結果、関野芳秀氏(56、当選3回、上八町)が11票、宮本勇雄氏(68、当選5回、大日向町)が8票を獲得し、関野氏が就いた。無効1票。
関野氏は所信表明で「議会機能の充実強化が求められ、政策形成のための調査研究活動など広範囲にわたり時代のニーズに沿った新生議会を目指したい」とした。当選後「時代に乗り遅れないようポリシーを持って信頼性や透明性の高い議会にしたい」と述べた。
宮本氏は所信表明で「市長と議会は車の両輪。ブレーキを大事に政策提言し、開かれた議会を目指したい。政務調査費の見直しも必要」とした。
市議選投票率の過去最低(57.98%)について、正副議長は「議会は物足りないものと映っている表れ。よくなったと言われるために政策提言をしていきたい」(豊田議長)。「議員活動の中で市民と接点を持つ機会を増やすことが投票率向上につながる」(関野副議長)とした。
監査委員は永井康彦氏(65、当選5回、小山町)が就いた。
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