2010-05-31 07:00 am by 須坂新聞
須坂市豊丘町の洞入観音堂が平成24年に建立400年を迎えることから、施主の市川族は重さ約12tの巨石を記念碑にして建立する計画がある。
この巨石、市川族の本家筋の市川已右エ門らが明治20年、豊丘地籍の灰野川上流から同観音堂上まで約2㎞運んだもの。已右エ門は巨石に弘法大師像を刻んで記念碑にして同観音堂に祀ろうとしたが、志半ばで死去。
昭和38年、観音堂建立350年記念で記念碑を建てる機運となったが実現しなかった。同60年に再び機運が盛り上がり、市川族は善光寺を訪れ智光上人に相談した。智光上人は賛意を示し「和」の揮毫をした。400年祭では、その文字を石に刻むことが検討されている。石は安山石。大きさは縦3.4m×横4m×厚さ40㎝。
22戸ある市川族の本家筋で、建立委員長を務める市川喜太郎さん(77)は「350年祭で観音堂を再建した。400年祭では記念碑を建立して、先祖の念願を叶えたい」と話している。
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