2009-04-08 07:00 am by 須坂新聞
須坂警察署はこのほど、振り込め詐欺を未然に防いだ仁礼郵便局の土屋成子局長(写真/須坂市高橋町)と局員の青木孝裕さん(長野市/4月から中野市の豊井郵便局勤務)に感謝状を贈った。
3月5日午後1時ごろ、市内の30代の男性が窓口を訪れ「エクスパックで現金を送ってくれと言われているので、エクスパックがほしい」と依頼した。対応した青木さんは、振り込め詐欺にエクスパックで現金を送らせる手口があることを承知しており、詐欺の可能性も念頭において、「エクスパックでは現金は送金できません。どういった用件で送るのですか」などと尋ねたが、男性は「どうしても送りたい」と答えるだけで、動揺した様子もうかがえた。
青木さんは土屋局長に報告。土屋局長は、男性の様子や話の内容から、サイト閲覧で架空の請求を行う振り込め詐欺ではないかと判断。郵便局と県警が作った振り込め詐欺の注意を呼び掛けるチラシを見せながら説得、男性も納得して送金を中止した。青木さんが、男性から聞いた送付先を調べたところ、振り込め詐欺グループが使用している宛て先とわかり、男性が須坂署に通報した。
土屋局長は「初めてのことで驚いたが、詐欺を防ぐことができてよかった。これからも地域とのつながりを大切にお客さまの財産を守っていきたい」と話している。なお、注意喚起のチラシでは「エクスパックで送金を要求されている場合は詐欺の疑いがあります。エクスパックで送金することはできません。絶対に封入しないでください」と呼び掛けている。
2009-04-08 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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