2006-11-03 07:00 am by 須坂新聞
高校での必修科目の未履修問題で、須坂高校(倉石雅史校長)は3年生232人が「情報」を未履修だったとこのほど、発表した。1、2年でそれぞれ1単位(35時間)履修しなければならないが、同校は「1年では数学、2年では理科の授業と合わせて、くくりで勉強していたため履修時間が不十分だった」と説明した。今後の対応は政府や県教委の方針を待って決めるという。
「情報」はコンピューター操作や社会の情報化などを学ぶ。平成15年度から必修となった。同校では情報単独の授業は設けず、「数学(数I、数A)と理科(物理、生物、化学)の情報的な分野の学習の中で、パソコンや情報の教科書を使って勉強し、履修認定していた」という。通知表には情報の評価欄は設けていなかった。
倉石校長は「学校に責任があり許されないこと。生徒や保護者に心配、迷惑をかけてしまい大変申し訳ない。ある程度今後に見通しが立ったらきちんと説明したい。3年生に対しては入試に影響がないようにしたい」と陳謝した。
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