2016-06-18 07:00 am by 須坂新聞
第27回全国「みどりの愛護」のつどいが6月12日、千葉県柏市で開かれ、花と緑の愛護に顕著な功績のあった全国で130団体、長野県内では唯一、須坂市の上八町児童青少年育成会が国土交通大臣表彰を受けた。14日、同会の役員が市役所を訪れ、三木正夫市長に受賞を報告した。須坂市からは15団体目の受賞となり=別表参照、市民が取り組む花と緑のまちづくりが全国的に高い評価を受けている。
上八町育成会は平成元年から北信濃くだもの街道沿いで約30平方メートルの花壇整備を始め、隣接する同町老人クラブの花壇と合わせて須坂でも指折りの花名所として知られている。同老人クラブも平成21年度に大臣表彰を受けており、町内で2団体が大臣表彰という快挙となった。
育成会の花壇は土づくり・施肥・定植・除草・水やり・花がら摘みなど小学生 が中心になって行い、昨年はサルビア、ブルーサルビア、マリーゴールド、アゲラタム、ニチニチソウ、カンナ(合計750本)を育てた。隣同士で花壇を整備している老人クラブと交流・協調して活動することで協力することの大切さを学び、思いやりや感謝の心も育んでいる。
報告式には育成会長の神林公雄さんと小学校PTA支部長の小川晃さんが出席。
神林さんは「育成会が花壇づくりを始めて27年になるが、携わってこられた皆さんの積み重ねが評価されてのもので大変うれしく思う。以前はごみのポイ捨てが多数あったが、今ではごみはほとんど見られなくなった。花や緑は人の心を豊かにする。今回の受賞を励みに、今後も地域の皆さんと共にこの事業に取り組み、子どもたちの成長を見守っていきたい」とあいさつ。
これを受けて、三木市長は「花と緑のまちづくりは市民の皆さんの熱心な取り組みと市役所との連携で大きな成果を上げている。今までに多くの団体が大臣表彰を受賞され、皆さんの尽力に敬意を表したい。花づくりを通じて文化も育まれていく。上八町は育成会と老人クラブが一体となって活動していて大変素晴らしい。これからもきれいな花を咲かせて」と感謝と激励の言葉を述べた。
なお、須坂市の歴代受賞団体で育成会は今回の上八町が初めて。今年も6月5日から活動を開始したという。
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