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魅力満載　豊洲が絵地図に〜須坂市作成のまち歩きガイド

2016-04-29 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 　須坂市はこのほど、まち歩きガイド「信州須坂ふるさと探訪絵地図〜須坂市豊洲地域編」を作成した。未活用の資源を住民とともに発掘し、外部に発信する狙いで25年度から３年計画で実施。１年目の豊丘地域編、２年目の仁礼地域編に続き、製作は絵地図師・散歩屋の高橋美江さん（東京都）に依頼した。同地域公民館は25日、活動に協力した豊洲小４年生にマップを初披露した。
　作成にあたり、高橋さんと地域の人との交流会を開いたり、高橋さんが現地取材を重ねるなどして、普段は見過ごしているような情報や魅力を掘り起こしていった。完成したマップには、　観光資源というよりも、人々の生活の様子や果樹地帯ならではの素朴な魅力が前面に出ている。項目は７つに分けられ、千曲川との関わり、崖のあるまち、農業、地域の祭り、石仏・石碑、公民館活動といった内容に加え、地域全体で育む豊洲小学校の活動も紹介する。
　絵地図づくりに合わせ、昨年の６年生も総合的な学習の時間で、高橋さんのワークショップを体験。自分が住む町のお宝を紹介しあうなど、地域学習に発展した。またりんご学習をする３年生（現４年生）は、マップのタイトルなどに使われる「豊」「洲」などの文字入りりんごを作った。
　豊洲地域公民館の山崎あおい館長は「地元にいても意外に知らないことが満載で、とても新鮮。まち歩きがしたくなるマップになった」と話している。
　豊洲地域は高畑、南小河原、小河原、新田、小島、相之島、北相之島、豊島の８町。マップは横57cm、高さ43cmの両面カラー。折り畳むと縦11cm、横８cmほどのポケットサイズになる。県の地域発元気づくり支援金を活用し一万部を作成。地域に全戸配布するほか、農家が全国配送する贈答用の果物に添えて産地をPRする。