救える命を救うために〜女性消防団員が「一日隊長」

2015-09-12 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 救急の日(9日)や救急医療週間(6〜12日)に合わせて、須坂市消防本部は9日、応急手当普及員の資格を持つ須坂市消防団の女性団員2人(第1分団の須田千智さん=南原町、第6分団の佐々木美香さん=八重森町)を「一日救急隊長」に委嘱、県立須坂病院で心肺蘇生法の実演や指導などを行い、応急手当ての重要性や救急車の正しい利用を呼び掛けた。
 2人は消防本部で委嘱状を受けた後、須坂病院に移動、来院者にAED(自動体外式除細動器)の使い方を教えたり、チラシやマスクを配布して応急手当の普及・啓発に努めた。任務を終えた2人は「自分たち自身が救急救命の大切さを改めて確認する機会となり、また、多くの市民の皆さんに知ってもらうことができてよかった」と話していた。
 同本部によれば、今年の救急車の出動は9日現在1,891件(1日平均7.50件)で前年同日比41件増。市町村別では須坂市が1,426件で37件増、小布施町が258件で9件減、高山村が201件で9件増。ほかに高速道路に5件、管轄外に1件出動した。
 このうち、熱中症患者は25人(4月28日〜8月10日)を搬送。昨年1年間の15人を大きく上回っている。
 救急車は須坂市消防署に2台、小布施分署と高山分署に1台ずつを常備(須坂市消防署に予備1台)しているが、救急車でなくても対応できるケースもあり、同本部警防課では「救える命を救うために救急法を学び、救急車を正しく利用して」と呼び掛けている。
 市民向け救急講習会は今年度3回計画、1回目は9月6日に実施した。今後は11月15日と2月14日に計画、要請があれば出向いて開くことも可能という。問い合わせは警防課☎026-245-4900。

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