2014-04-19 07:00 am by 須坂新聞
百々川に鯉(こい)を泳がそう実行委員会(丸山剛会長、会員約20人)は13日、高甫橋上流100m付近に建てた2本の木柱間にこいのぼり100匹を取り付けた。設置は11年目。野辺町、望岳台の児童生徒約40人がワイヤーに固定する作業を手伝った。設置は来月11日まで約1カ月間。「須坂市制施行60周年記念」の表示も掲げた。
上流から鉱毒水が流れ、魚がすめない酸性河川百々川の再生と、子供たちが水生昆虫と触れ合える場の創造や健やかな成長を地域全体で祝い、夢を育てようと有志が会を立ち上げた。昨年まで10年間に延べ1,000匹のこいのぼりが上空を泳いだ。
毎年参加する小林彩香(あやか)さん(小6)は「金属ねじを回して締めるだけだが、自分たちでつけた方がつけがいがある。橋を通る時に見る。この時期にこいのぼりがないと寂しい。あると時期がきたと思う」。中沢彩衣(あい)さん(同)は「作業は慣れてきて簡単になってきた。自分のつけたこいは分からないが、全体にきれいに見える。上流、下流の橋から見てもきれい」と取材に答えた。
丸山会長は「最初の年はえらいことを始めたと思った。ここ数年は自宅に飾れないのでと新品を持ってきてくれたり、届けられないので取りに来てもらえますかとの問い合わせがある。百々川へうちのこいのぼりを飾ってもらっていると言う人もいる」と話す。
こいのぼりは川風を受けて気ままに、時には強風や雨、日射に耐えて元気よく上空を泳ぐ。
2014-04-19 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy