2008-11-18 07:00 am by 須坂新聞
須高農協はことし、台湾向けの有袋ふじの出荷量が280t、ケースにして約28,000ケース(10kg)と昨年の3倍と大幅に増えている。国内需要の低迷に対応して海外に販路拡大したもので、現地では「おいしく・安心」と好評。同農協では「須高ブランドを海外に広めるチャンスにしたい」としている。
管内のりんごの出荷時期は秋映・シナノゴールド・シナノスイートのシナノ三兄弟が9月下旬〜10月下旬、有袋ふじが10月中旬〜11月中旬、サンふじが10月下旬〜年内。シナノ三兄弟の人気の高まりの中で有袋ふじの需要が減る傾向にある。価格も1ケース当たり、サンふじが3,300円前後に対して有袋ふじは2,000円前後。
そこでJA須高は有袋ふじの販路拡大のため、全農などと協力して台湾への出荷を強化した。現地では高品質のりんごとして高く評価されている。価格も3,000円前後と好調で、有袋ふじ全出荷量の2割を占める。
ただ輸出の場合は農林水産省による検疫検査があるため、りんごの上部と下部の溝にエアーを吹いて害虫の予防をしている=写真。同農協では「今後はインドネシアなど東南アジアへ販路を拡大して価格上昇に努め、世界に須高りんごを発信したい」と話している。
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