2021-11-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂市が2020年度から、北相之島町で整備を進めてきた地域防災拠点「市豊洲防災コミュニティセンター」が近く完成する。19年10月の台風19号災害からの復興のシンボルとして、平時は防災学習や地域の交流に、災害時には指定緊急避難場所や指定避難所として活用する。27日午前9時から、現地で竣工(しゅんこう)式を開く。供用開始予定日は12月15日。
施設は北相之島町の中心部に整備した。木造一部2階建て、延べ床面積348.21平方メートル。水害対策として、基礎を1mかさ上げし、床の高さも50cm上げた。
1階(302.67平方メートル)は自主防災組織などの訓練・研修ができる研修室や防災活動室、調理室、放送室、トイレ(男子、女子、多目的)、防災備蓄倉庫(救助用ボートや防災用備品一式)。2階(45.54平方メートル)には防災活動室と収納庫を備える。
この他、非常用電源として蓄電池付き太陽光発電設備を設置。駐車場16台。自転車置き場もある。
敷地面積1,296.56平方メートル。昨年11月、県営住宅2棟と集会所があった県有地を取得し、今年3月に着工した。今月19日に引き渡される予定。
設計・監理は緑地計画研究所。施工は建築主体が八田建設、機械設備が環境クリエイション、電気設備が高山電業。事業費2億2,000万円(20年度繰り越し事業)。緊急防災・減災事業債2億1,350万円を活用した。
施設管理は、北相之島町を指定管理者に指定して委託する予定。起債償還(10年間)後は、同町に土地、建物を譲渡する計画だ。
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