2020-10-10 07:00 am by 須坂新聞
須坂市・小布施町・高山村は、新型コロナウイルス感染症患者の治療や感染拡大防止活動に従事する須高地域の医療従事者を支援するため義援金を募集している。集まった第1次配分金250万円を5日、須高医師会(須坂市立町)に贈った。3市町村を代表して須坂市の三木市長が鶴田崇会長(つるた泌尿器科院長)に目録を手渡した。
三木市長は「コロナ禍の中で大変なご尽力をいただいている医療関係者に義援金がお渡しできる。住民から寄付の申し出があり、義援金募集となった。ウイズコロナの中でコロナに打ち勝つよう行政も取り組むが、3市町村にご指導もいただきたい」。
鶴田会長は「住民の皆様の温かい志と企画を立ち上げていただいた3市町村の皆様に深謝したい。これからも医師会として頑張っていきたい」と述べた。
コロナ禍の現況について、医師会長はPCR検査センター(長野医療圏)を長野市内に2カ所設置していて、須高医師会から5人の医師が協力している、と説明した。
インフルエンザ流行期にかかりつけ医でも検査ができるように計画中で、現在10の医療機関が受け入れ可能としている。「今後近くの医療機関でPCR検査が受けられる態勢ができる。コロナ対策をしているので発熱のない患者は、これまで通りに各医療機関を受診してほしい」とした。
各診療所のコロナの影響については「受診が減っているのは確かだが、手指消毒や手洗いの徹底などで感染症が減っているとの声も聞く。3密対策をし、医療崩壊しないように努めている。元の生活には当分戻らないので感染予防をしっかりしてコロナと付き合っていくしかないのか」(会長)。
「須高地域の医療を守ろう義援金」は、今年5月から来年3月末までの期間に受け付けている。八十二銀行須坂市役所出張所、長野県労働金庫須坂支店、ゆうちょ銀行の指定金融機関で。須高医師会は3病院と44診療所で構成している。
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