【新型コロナ】生命と健康守る行動を〜須高3市町村が対策本部設置

2020-04-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高3市町村は、国が新型コロナウイルス感染症拡大防止に備えて7日夜発令した緊急事態宣言に伴い、それぞれに感染症対策本部を設置した。各市町村は行政としての対応を定め、「生命、健康を守るため不要不急の外出を控えて」と住民に求めた。感染拡大防止のために、特に今月26日までを重要な期間として、行政が運営する施設の利用を休止とした。3市町村は対策本部で決めた内容をホームページや防災メールなどで周知、住民に注意を呼び掛けている。
 須坂市は26日までを「感染対策強化期間」として、市民に向けて「首都圏、関西などの緊急事態宣言対象地域との往来は基本的に避けてほしい。対象地域の住民にも往来の自粛を」と求めた。
 三木正夫市長は「県と連携して市民の健康を第一に最善の努力をしていく。皆さんもお互いの健康を守るために3密(密閉、密集、密接)を避けてほしい。経済対策では市の制度に加え、県、国の制度を産業界と連携して活用していく。市民力を発揮してオール須坂で困難を乗り切っていきたい」と話した。
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 小布施町の市村良三町長は9日、「長野県内は緊急事態宣言に含まれていないが、対象の都府県と同じ気持ちで対処する。小布施町では町内1病院と6診療所の協力で町保健予防連絡会を組織し、防疫態勢を考えている。地域経済対策も必要。町商工会が会員アンケートをとっている。商工会と協力して支援策を考える」と取材に答えた。
 感染まん延期に備え「いざとなったら新生病院敷地内で感染症に対応することも協議したい。北信の市町村と連携し、営業していない高原のホテルで軽症者を受け入れる案も提案している」とした。
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 高山村の内山信行村長は8日、防災行政無線や村ホームページで村民にメッセージを発信した。同日の取材に、これまで呼び掛けてきた手洗いの励行、せきエチケット、必要時のマスク着用の継続とともに、「村内から絶対に感染者を出さないために、村民の皆さんには改めて危機管理意識を高めてもらいたい」と話した。
 村民の生命、健康を最優先に、国の方針を踏まえて「必要以上に外出しないこと。特に県外は避けてもらいたい」と強く呼び掛けている。
 一方、地域経済にも大きな影響を及ぼしていることから、村としての支援などについては、「これからも状況の変化に対応していかなければいけない。具体的な対応は検討している段階」としている。

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