2009-07-20 07:00 am by 須坂新聞
中国河南省から日中友好交流を記念して須坂市(坂田町)へ渡ってきた楊貴妃杏(ようきひあんず)の苗木が6年目にして実をつけた。
楊貴妃杏(ようきひあんず)は通常のアンズより大きい。赤く熟し、完熟すると桃の甘さに近いという。
平成16年に坂田山のすそ野に広がるほ場に苗木を植えて栽培を始めた卯之原鉄夫さんと父卯吉さん(元市議)は「信州須坂楊貴妃杏の里」を目指している。平成14年には須坂市から卯吉さんを団長に訪中団を組織。交流の記念に河南省からアンズの苗木が贈られ、初めてのアンズ栽培に取り組んできた。実をつけるまでには時間がかかり、昨年近くに受粉樹を植えたことから実がなりだしたという。
農業を本格的に始めて3年目の鉄夫さんは「アンズ栽培の仕方を確立して来年には販売も考えたい」と話す。
170年ほど前の江戸・天保年間には須坂藩主の命で鎌田山にアンズが植えられ、信濃国の桃源郷桃山と景観を誇ったことが山下徹家文書に残っている。
活動を初めから見守る小林祐造さん(元県果樹試験場長)は「アンズは実も種も殻も幹も捨てるところがないほど珍重される。名物には難しいが、中国伝来の由緒も須坂藩時代の話もあり、物語性は十分」と歓迎する。
2009-07-20 07:00 am by 須坂新聞 - 1 コメント
Tweet訪中団を組織。交流の記念に河南省からアンズの苗木が贈られ・・・とありますが、団長は北沢勇氏と
聞いております。箱根宮城野のも植樹してます。前市長、卯之原さん本人も、社長の北沢正さんにもご確認頂き
たいと思います。一般の人からするとどうでも良いことですが、須坂の杏、杏のこと、長野の農業事業発展を考
えているものにとって、真実、誠実さが必要と思い、コメントさせて頂きました
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