2008-02-06 07:00 am by 須坂新聞
仏前結婚式が28日、普願寺(須坂市南原、業田照賢住職)で行われた。新郎は馬場孝幸さん(高山村、38)。新婦は青木淑美(としみ)さん(埼玉県皆野町、32)。両親族が出席し、寺関係者が見守り、祝福した。司婚者を務めた業田住職によると「寺関係者の結婚式は本堂で何度かあるが、一般は初めて」という。
馬場さんは県果樹試験場の農林技師。淑美さんは試験場併設の県農業大学校果樹実科と研究科で2年学んだ。淑美さんの家は観光農園を営んでいるという。卒業後7、8年たつが、一昨年暮れ、ジャムの原料となるリンゴを農業大学校時代の同級生宅(山ノ内町)へ買いに来て、馬場さんに数年ぶりに再会した。「カンガルーのハッチが見たい」とのリクエストにこたえて交際が始まったという。
結婚は交際が始まった1年後と決め、式場は馬場さんの親類からぼだい寺でどうかと薦められ、実現した。
この日、寒さの厳しい本堂に式場が設けられ、雅楽が流れる中を新郎新婦が入場。読経、司婚の辞朗読後、誓いの辞で2人は「み仏に感謝をささげ、敬い、幸せな家庭を築き、立派に生き抜くことを誓います」と述べた。指輪の交換、司婚者から念珠授与、焼香、式杯と続いた。
式後の取材に馬場さんは「結婚したという実感がわいた」。淑美さんは「うれしいです」とこたえた。司婚者の業田住職は「寒さで口がガクガクした。2人は信心を深めて精進して」と期待した。
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