2005-11-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂五岳ロータリークラブ(池田増夫会長)は9日、竜ケ池の浄化活動に取り組んでいる小山小学校に「透視度計・簡易水質検査セット」を贈った。昨年のPh測定器に続く寄贈。
同クラブが進める社会奉仕活動と青少年健全育成活動の一環。世界的に水環境の問題がクローズアップされる中、EM菌(有用微生物群)を利用して地元のシンボル竜ケ池の浄化活動を熱心に行う子どもたちを側面的に支援しようというもの。この測定器はCOD、アンモニウム、リン酸、亜鉛酸、硝酸の含有量を色の変化で見分けることができる。贈呈式では同校代表の有坂昌彦教諭(6年東組担任)に目録を手渡した=写真。
池田会長は「池の底が見えるようにと願う子どもたちの熱心な活動を応援したい。須坂で感じることはまずないが、世界では五人に一人がまともな水を飲むことができないという現実も子どもたちに知ってほしい」と話している。
同校では現在の6年東組が4年生のころに、臥竜公園管理事務所と連携して浄化活動に着手。ことしは6年西組も加わり、学年の活動として月2回、EMだんごを投入し、週1回はEM活性液を流し入れている。
公園管理事務所も定期的にEM活性液を入れており、今夏は池にアオコが発生したものの、水面を覆うことは無かった。ph値も場所によって昨年の8〜9が7前後まで下がっている。有坂教諭は「池の水が澄んできたことが自分たちの目と検査キッドで確認できるというのは、子どもたちにとって大きな励みだと思います。今後も活動を引き継いでいければ」と話している。
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